天野屋旅館 文化財登録残し、解体 町職員が100枚以上の写真を撮影し保存
湯河原の国登録文化財、天野屋旅館の備品類が7月7日、所有者のリゾートトラスト株式会社(本社・名古屋市)から冨田幸宏町長に寄贈された。寄贈品は古い力士の写真や複製版画、油彩画、書籍など80点以上で、活用方法は未定。
5年ほど前に廃業した天野屋旅館は伊藤博文や犬養毅なども宿泊した老舗で、夏目漱石が同旅館を舞台に『明暗』を執筆したことでも知られる。昨年には銘木がふんだんに使われた本棟などが評価され、文化審議会が有形文化財としての登録を答申。しかしその手続きの最中に建物が転売されることになった。業者側は登録申請を取り下げる動きを見せたものの、文化庁側は官報で文化財として公示し、現在に至っています。
登録後、旅館は取り壊しが始まった。文化庁の担当者によると「登録文化財の現状を変更する場合は届出がある程度で、所有者に取り壊しの規制はない」という。湯河原町教育委員会では「できるだけ記録を残して」という文化庁側の意向も受け、4月から100枚ほどの記録写真を撮り続けている。リ社側は「跡地には会員制ホテルが新築される予定で、規模はまだ未定」と話している模様です。
テーマ:神奈川│ジャンル:地域情報
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│2008/07/20(日)18:05




